定跡(4)

2017/11/09

ビリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

定跡(4)

 

SMAP各人の「お気持ち」についても、おうかがいしたい今日この頃。

 

 

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自己流で勉強してきた人と、ど素人。

コーチにとって、どちらが厄介かというと、前者。

スパゲッティのように絡まったコードのイメージ。

 悪い癖を解除しつつ、良い癖を植え付ける必要があるから大変だあ。

 

さあ、今までの得意戦法を捨て、新たに出直しを誓うビリギャルちゃん。

どんな新戦法を選び、どんな棋書を手に入れようか。

あらかじめ予告すれば、ポイントは「体系」(system)となるはずだ。

 

居飛車党に転身するのなら、矢倉が候補。

振り飛車党に転身するのなら、四間飛車が候補となる。

この選択は、大平武洋六段が早指しにおすすめした戦法でもある。 

ネット将棋攻略!早指しの極意 (マイナビ将棋BOOKS)

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もちろん、横歩取りでもよいし、石田流でもよいだろう。

ただ、地力をつけてほしいので、奇襲戦法はおすすめしない。

 

目先の勝利に目がくらむのではなく、地力をつけるための定跡の学習。

これが目標なので、長い伝統のある、体系化が進んだ定跡を選んだ方がよい。

 

日進月歩の定跡だと、学んだ知識が役に立たなくなるリスクがある。

それよりも長期的に見たとき、プラスになることを重視しよう。

 

インスタントはその場は楽かもしれぬが、後で苦労しがち。

目先の利益にとらわれず、しっかりと基礎を固めること自体、将棋に生きる。

 

定跡の学習を、山を張ったテスト対策のようにとらえてはならない。

序盤の考え方、呼吸を学ぶことを主として、情報を体系化する整理術を学ぼう。

 

気をつけることは、2つ。

1つは、戦法を精選したように、棋書も1冊に絞ること。

 

もう1つは、体系化に凝りまくり、情報の整理にこだわり抜くこと。

スランプは、往々にして、情報の整理不足から来ることが多い。

やみくもにインプットするのでなく、整理しながら入れるのがよい。

 

探検と同じ要領だ。

地図の全体像を押さえて、現在地はどこなのかを絶えず把握し続ける。

 

定跡書には、次の3つの種類がある。

1.網羅的で詳しいもの。(広く浅くタイプ)

2.中終盤まで解説したもの。(やや広くやや深くタイプ)

3.棋譜を解説したもの。(狭く深くタイプ)

 

広く浅くだけでは、序盤の出口、中盤の入口で往生するので、深めも必須。

 

1の例は、所司和晴七段『早分かり石田流定跡ガイド』など。 

早分かり石田流定跡ガイド (マイナビ将棋BOOKS)

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2は鈴木大介八段『勝てる石田流』など、創元社のもの。

勝てる石田流 (将棋最強ブックス)

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3は久保利明九段『久保の石田流』、佐藤康光九段『石田流破り』など。   

久保の石田流

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佐藤康光の石田流破り (SATO Yasumitsu’s SHOGI)

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私シュうぇッチマンの場合、中心教材は「1.網羅的で詳しいもの」。

ただし、全体像をイメージするために、最初は2か3に軽く手をつける。

全体像=ゲシュタルトを意識することは、学習の基本だ。

 

一、石田流なら、まず久保本と佐藤本の任意の棋譜を30回通しする。

二、所司本を七回×七周、徹底的にたたき込み、血肉化する。

三、他の棋書や棋譜で復習=定着を図りつつ、補強する。

 

私シュうぇッチマンは、中心教材を手にしたら、まず目次を熟読玩味する。

熟読玩味するのみならず、積極的に目次を補訂し、完全化していく。

 

棋書は学術書に比べて、編集が甘く、とりわけ目次が非常に雑。

将棋は学術同様、論理の粋だと、私シュうぇッチマンは考える。

そうであるなら、現行の目次の質は非常に、非常に耐えがたい。

 

昔、『将棋年鑑』には、戦型別の索引が載っていなかった。

これがあるのと、ないのとでは、まさしく天地の差というものであろう。

 

編集者への提言だが、棋書を作る際、もっと目次にこだわったら、どうか。

読むに堪える目次が備われば、心あるアマチュアは値上げも受けいれる。

 

もっとも、自作の目次作りは楽しい。

実力養成になるのだから、嬉々としてやろう。

ただし、具体的な方法については、長くなるので、明日述べる。

 

【本日のまとめ】

・新戦法は体系化が進んだ定跡を選ぶ。

・定跡書は1冊に絞り、体系を徹底的に学ぶ。

・定跡書の目次は、体系を理解するために、自作する。